ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、保護猫5匹と暮らしています。本屋さんになるための修行中。

絵本の父

児童サービスのバイブル。

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『幼い子の文学』瀬田貞二/著、中央公論新社

図書館に勤めているのですが、児童担当ではないので、児童サービスに関われる機会は残念ながらあまりありません。でも研修会には時々参加しているので、実践の場を求めてうずうずとしています。

瀬田貞二さんは、言わずと知れた、日本の児童文学発展の礎を築いた方です。
瀬田さんの絵本は『きょうはなんのひ?』や『ふるやのもり』『かさじぞう』など名作が多数あり、トールキンの『指輪物語』、マーシャ・ブラウンの『三びきのやぎのがらがらどん』など翻訳も数多く手がけております。子どもの頃に出会った本のなかには必ずと言っていいほど、瀬田貞二さんの 本がありました。

この本は、図書館の児童サービス研修のなかで、読むようにと薦められたなかの1冊です。

私はこれを読んだあと、「これで私もいい絵本がつくれるのではないだろうか!」と思ってしまうほど、子どもにとっていい本とはなにか、いい絵本とはなにかを、考え学ぶことができました。

絵本に何を求めるか。
子どもの目線で、子どもの心で、いい絵本を選びたい。

絵本に携わる活動をしているすべての人、必読の書です。

すべて猫のもの

猫好きならば否めない。

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『わたしのものよ』マルー/えとぶん、WAVE出版

大判の表紙は、緑と花に囲まれた、白い猫。
美しい絵本です。

リリさんの家で、犬のゴマと共に暮らす猫のサカナの日常。
家の中で外で、出会うモノすべて「わたしのものよ」とサカナは言います。
猫を愛する人には、共感できる部分があるはず。

私の家は、子どもの頃からいろいろな猫を飼っていました。
特に縁があるのか、黒猫が多いのですが、白猫と、茶トラは、まだご縁がありません。
白猫、憧れます。

畳んだばかりの洗濯物のうえに猫が寝そべっても、「しかたないなあ」と笑って許す。
そんな猫好きあるあるも、すべては猫のものですからね。

猫と暮らす人たちに、猫の愛おしさ倍増させちゃう本。
この表紙がとても魅力的です。

夜の虹

高砂ブルーと呼んでいます。

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『ハワイの50の宝物』高砂淳二/著、二見書房

図書館の仕事に就く前、働き方や職場のことでいろいろ悩んでいた頃でした。勉強のために通っていた新宿のビルの1階で、偶然に、高砂淳二さんの写真展にであいましした。
それは海の写真展でした。
美しい青の色に囲まれているうちに、心がスーッと落ち着いたのを覚えています。

それ以来、高砂さんの写真に魅せられています。
そしてこの本で、高砂さんとハワイの物語を知って、ハワイにも強く惹かれています。
ナイトレインボー、ダブルレインボー。ハワイの虹を見たい。
ハワイの自然を全身で感じたい。

自分を開放することは、シンプルに生きることにとてもよく似ていると思います。
人間はちっぽけなものだと気づくことができれば、心の自由度が広がると思うのです。
自然の脅威や恵みは、人間を成長させ、豊かにしてくれる。
世界を感じて、自然に感謝し、自分に素直に、身の丈で。
強さと美しさを兼ね備えたハワイの人々の生き方に憧れます。

高砂さんの美しい写真とハワイの教えに、力をもらっています。

いいこだね

岩合さんの声が好きです。

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『日本のねこみち』岩合光昭/著、朝日新聞出版

もう前のことですが、この本の出版記念トークイベントの抽選に当たり、参加しました。
「世界ネコ歩き」を毎回録画して見ている私は、岩合さんの大ファンです。
猫に話しかける岩合さんの声が大好き。

猫好きな人が猫に接する姿って、いいですよね。
異性の好きな仕草は?と聞かれたら「猫好きな人が猫と戯れるところ」と答えます。
猫好きかそうじゃないか、猫のなで方ですぐにわかりますよね。
「この人猫好きだ~」とわかると、男女問わずキュンとします。
猫好きな人が好きです。

岩合さん、大好きです。
猫に限らず生き物すべてを愛している感じがいい。

岩合さんの日本の街と猫の本、いかがですか。

カラスのすべて

カラスの全てがこの1冊に!

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『カラスの教科書』松原始/著、講談社

雷鳥社版も欲しいのですが、手軽さに負けて文庫を手にしてしまいました。

荻原規子さんの空色勾玉シリーズや、阿部智里さんの八咫烏シリーズが大好きな私にとって、カラスはどこか神秘な存在。生物学的にも民俗学的にも、興味がつきない生き物です。

春から夏にかけて、近所の木の周りで、親子と思われる3羽のカラスをよく見かけました。見かけたというより、カァカァ鳴くのをよく聞いていたという感じですが。うちでは「三羽ガラス」と呼んでひそかに見守っていましたが、最近は見かけなくなりました。子どもが独り立ちして、巣立ったのでしょうか。

カラスはとても身近で、気になる存在。
カラスを知るにはまずこの1冊。おすすめです!

海を照らす光

猫も出てきますよ。

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『だれのものでもない岩鼻の灯台山下明生/文、町田尚子/絵、絵本塾出版

役目を終えてひとりぼっちとなり、誰のものでもなくなってしまった灯台
でもそんな灯台のもとに、いろいろな生き物たちが訪れてきます。

灯台のクールな受け答えがいいです。
灯台としての本来の役目は終えてしまっても、必要としてくれる存在があることのあたたかさ。
ラストの美しさに、心がほっと和らぎます。

町田尚子さんの力強く美しい絵が素晴らしい、感動の1冊です。

猫本だらけ猫だらけ

『本屋、はじめました』の隣に並べています。

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『猫本屋はじめました』大久保京/著、洋泉社

日本初の猫本専門店といえば書肆吾輩堂。
インターネット書店の吾輩堂の店主さんによるエッセイです。

オンラインショップを見ていると、欲しい本ばかりで大変です。
しかも本だけでなく、雑貨も充実しているのです!

猫本だけの本屋さん、今では東京にもありますが、吾輩堂さんだけだった頃は、店主さんが住む福岡でイベント出店すると聞いては羨ましがっていました。
近くなら絶対行くのに!と。
そんな吾輩堂さん、最近のFacebook情報によると、福岡市内にリアル店舗の準備中とか。
期待しかありません。
福岡に行くときには絶対に立ち寄りたいです。