ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫5匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

絵本

美味しいコーヒー

大人のためのおしゃれ絵本。 『コーヒーの絵本』庄野雄治/作、平澤まりこ/絵、mille books人気焙煎所・アアルトコーヒーの庄野雄治さんによる、コーヒーの絵本。 コーヒーの基本から淹れ方まで、お話仕立てで楽しくわかりやすく教てくれます。平澤まりこさ…

美しい言葉

やさしいまなざし。 『ワイズ・ブラウンの詩の絵本』マーガレット・ワイズ・ブラウン/詩、レナード・ワイスガード/絵、木坂涼/訳、フレーベル館小さな生き物たちへのやさしい思いを感じる、ワイズ・ブラウンの詩の絵本。 レナード・ワイスガードが絵を手…

猫が踊る

猫がワルツを。 『ねこがおどる日』八木田宜子/作、森川百合香/絵、童心社猫のしろとくろは、夜になるとワルツを踊ります。 でもそれは、リツコだけが知っていること。ほんわかとした気分になれる、踊る猫の絵本です。子どもだけが知っている、夜になると…

猫の唄

セクシーです。 『うちのねこちゃん』松谷みよ子/文、小沢良吉/え、偕成社松谷みよ子さんの、あかちゃんのわらべうたシリーズ。 おしゃれなねこちゃんと、とらねこあにきが登場します。私はこのわらべ唄を知らないのですが、ぜひ聴いてみたい! 赤ちゃんに…

雨の日には

雨の日のファンタジー。 『あめのひ』サム・アッシャー/作・絵、吉上恭太/訳、徳間書店外は雨が降っています。 ぼくは雨の中で遊びたいけど、おじいちゃんはやむまで待とうと言います。 ようやく雨がやんで、外に出ると…。外に出たくてたまらない男の子の…

野良猫タンゲ

隻眼のニヒルなやつです。 『タンゲくん』片山健/作、福音館書店ある日ふらっとうちにやって来た、片眼の野良猫タンゲくん。 私の膝の上に乗ったり、ハラの上にのったり。 でも、昼間外で会っても、知らんぷりされてしまいます。 どこでどんなふうに過ごし…

愛しの黒猫

黒猫大好き。 『くろねころびんちゃん ごろごろ』くろねこいしょう/さく・え、キーステージ21黒猫のロビンちゃん。 ビー玉や毛糸玉を転がして、ごろごろ。 大きいものだって、ごろごろ転がします。 でもお空でかみなり様がごろごろ鳴りだすと…。黒猫好き…

最高の夏休み

自分だけの文明をつくる! 『ウエズレーの国』ポール・フライシュマン/作、ケビン・ホークス/絵、千葉茂樹/訳、あすなろ書房みんなからちょっと浮いていて、仲間はずれにされているウエズレー。 夏休みの自由研究に「自分だけの文明」をつくりだすことに…

子猫ごっこ

一緒にあそぼ。 『きみもこねこなの?』エズラ・ジャック・キーツ/作・絵、当麻ゆか/訳、徳間書店子猫たちが遊んでいるところへ、子犬がやってきました。 子猫になりきって、子猫たちについていく子犬ですが…。「きみもこねこなの?」と聞かれて、思わず「…

かわいいね

猫愛爆発! 『ポーリーちゃんポーリーちゃん 』どいかや/文・絵、小学館かわいいかわいいポーリーちゃんをひたすら愛でる。 それだけのキュートな絵本です。もうね、猫愛爆発。どいかやさんは、猫好きで知られる絵本作家さん。 たくさんの保護猫たちと自然…

夜になると

これからが猫の時間です。 『よるのねこ』ダーロフ・イプカー/文と絵、光吉夏弥/訳、大日本図書夜になると、ねこは散歩に出かけます。 暗闇でもよく見えるねこの目。 何が見えているのでしょうか。人間には見えない夜の世界を、猫と一緒に体験できます。昼…

ぼくだけの名前

君に呼んでほしい。 『なまえのないねこ』竹下文子/文、町田尚子/絵、小峰書店 竹下文子さんは美しい文章とファンタジーのやさしい世界が大好きで、『風町通信』が特にお気に入りの作家さん。 町田尚子さんは『ネコヅメのよる』で虜になった、言わずと知れ…

呪いをとくもの

うっとりとします。 『ノロウェイの黒牛』なかがわちひろ/文、さとうゆうすけ/絵、BL出版身の毛もよだつ怪物とされるノロウェイの黒牛と結婚してもいいという娘。黒牛の背に乗り、果てしない旅に出た娘は、黒牛にかけられた呪いを知り…。 娘と呪われた黒…

犬と一緒に

冷たくておいしい。 『みずくみに』飯野和好/絵と文、小峰書店里山生まれのちよちゃんは、沢遊びが大好きです。 おじいちゃんが作った竹の水筒を持って、犬のくろと一緒においしい水をくみに沢にでかけます。里山の暮らしの、何気ない風景を切り取った絵本…

猫との思い出

妖しく美しく、そして可愛らしい。 『あのねこは』石津ちひろ/文、宇野亞喜良/絵、フレーベル館亡くした猫への想いを綴った、詩のような絵本です。言葉を自由自在にあやつる、石津ちひろさん。 宇野亞喜良さんが描く、美しい猫と女性たち。言葉の力、絵の…

顔はこわいが

不器用ですから。 『まじょのルマニオさん』谷口智則/作、文溪堂1本の魔法の杖だけが友だちの魔女のルマニオさん。 ある日、ケガをした小鳥を見つけます。 どうしていいのかわからなくて困ったルマニオさんは…。「こわい顔の魔女の絵本なんだけど好きなんで…

祈りの龍

雨乞いの行事です。 『雨をよぶ龍 4年にいちどの雨ごい行事』秋山とも子/作、童心社埼玉県鶴ケ島市脚折地区に江戸時代から伝わる、降雨祈願の行事。 一度は途絶えましたが、昭和51年に復活し、今でも4年に1回行われています。竹と麦わらで作られた「龍蛇」…

がまん爆発!

ストレスはためないように。 『ほげちゃん』やぎたみこ/作、偕成社クマのぬいぐるみなのに、カバと言われるし。 ゆうちゃんはちょっと乱暴にあつかうし。 汚れてきたら「きたない」って言われるし。 ほげちゃんは、いろいろと我慢してたんですね。読み聞か…

童の神様

いるといい。 『えほん遠野物語 ざしきわらし』柳田国男/原作、京極夏彦/文、町田尚子/絵、汐文社 座敷わらしがいる家は栄えると言われている。 遠野物語「座敷童」の世界を、怪談えほんの名コンビ、京極夏彦×町田尚子で絵本に。町田尚子さんの絵がはっと…

母の愛

母の日を前に。 『ウェン王子とトラ』チェン・ジャンホン/作・絵、平岡敦/訳、徳間書店昔、猟師に子どもを殺された母トラが、憎しみのあまり夜ごと村を襲うようになりました。 困り果てた王は、占い師の予言を信じ、幼い王子ウェンをトラに差し出すことに……

水は巡る

おしよせる。 『みずのこどもたち』阿部海太/作、佼成出版社すべての生命に流れるさまざま水の姿をダイナミックなタッチで幻想的に描いた絵本。阿部海太さんの、すさまじい画力。はじめて読んだとき、私は「こわい」と感じました。 これは大人のための絵本…

賢治の鳥

鳥は美しい。 『宮沢賢治の鳥』国松俊英/文、舘野鴻/画、岩崎書店賢治の作品に登場する鳥を細密画と文章でつづり、賢治の自然への思い、小さな生き物への愛情を伝えます。舘野鴻さんは『つちはんみょう』などの絵本でおなじみの、生物の生態をつぶさに観察…

やっぱり猫はおどる

困ると踊りたくなるのが猫。 『こまったときのねこおどり』いとうひろし/作、ポプラ社なにをやっても失敗してばかりのねこさん。 町をでて森のなかで暮らしていますがそこでもうまくいきません。 でも今日は、ごちそうのねずみをつかまえられて大喜び。 で…

猫はおどる

ねこ+さかな=ねこざかな! 『おどるねこざかな』わたなべゆういち/作・絵、フレーベル館ねこはさかなが好き。 さかなもねこが好き。 で…時々ねこはさかなのなかに入って、ねこざかなになるのです。この奇想天外な発想! もうこの絵本のとりこです。ねこざ…

フワフワさん

生きるように働くとはこういうことかもしれません。 『フワフワさんは けいとやさん』樋勝朋巳/文・絵、福音館書店フワフワさんは毛糸屋さん。 毛糸を売るだけでなく、編んだ商品を提供したり、編み物教室をしたりと大忙しです。 そんなフワフワさんがある…

桜色

少女とりゅうの友情。 『さくらいろのりゅう』町田尚子/作、アリス館いつもひとりぼっちの少女コイシに初めてできた友だちはりゅうでした。 ある日、りゅうがコイシに青いうろこをくれたので、コイシは自分の宝物の桜色の貝と交換します。 そのうろこが、村…

夢をのせて走ります

1度は乗ってほしい! 『ぼくはSLパレオエクスプレス』おいかわまゆみ/作、クリハラマリ/絵、秩父鉄道役目を終えて、小学校のかたすみでお休みしていたSL。 ある日、整備されてまた走ることになりました。 いつか走っているSLに乗ってみたい、と言ってくれ…

野菜をそだてる

野菜と一緒に大きくなろう。 『ソフィーのやさいばたけ』ゲルダ・ミューラー/作、ふしみみさを/訳、BL出版ソフィーがいなかのおじいちゃんとおばあちゃんの家で野菜づくりを体験した1年を描いた絵本。 いろいろな野菜が出てきて、四季を通じた野菜づくり…

水の不思議

託された思い。 『みずとはなんじゃ?』かこさとし/作、鈴木まもる/絵、小峰書店昨年5月に92歳で逝去されたかこさとしさん。 これはかこさとしさんが亡くなる直前まで手がけていた絵本です。 絵を手がけたのは、鳥の巣研究でも有名な絵本作家、鈴木まもる…

日本の神話

大迫力! 『スサノオ』飯野和好/文・絵、パイインターナショナルアマテラスのおさめる高天原で騒ぎを起こし、地上界に追放されたスサノオ。 八岐大蛇から美しい娘クシナダを救うため、大蛇を退治することに。 スサノオと八岐大蛇の闘いをダイナミックに描い…