ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫5匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

絵本

ごんごん

色彩の洪水。 『ねこのごんごん』大道あや/さく、福音館書店1匹の子猫がある家に迷いこんできました。 年老いた猫のちょんは、子猫にごんごんという名を与え、あたたかく見守ります。何事も、自分でおぼえるが肝心。 ちょんが繰り返すこの言葉が印象に残り…

猫の気持ち

一緒に成長。 『わたしはねこ』松田奈那子/絵・文、リトルモアある日、私の家に人間の赤ちゃんのかなこがやってきた。 遊ぶときも眠るときも、いつも一緒。 でも、かなこは成長するにつれ、忙しそうで…。赤ちゃんのころは同じくらいの大きさだったのに、人…

ふたりに

とっておきの1冊。 『ふたり』甲斐みのり/作、福田利之/絵、ミルブックスわたしたちは出会って、ふたりになれた。甲斐みのりさんの美しい詩のような言葉と、福田利之さんの幻想的な絵が織りなす世界。 愛にあふれた絵本です。幸せなふたりに贈りたい絵本は…

なりたい夢

ブルーナの猫。 『こねこのねる』ディック・ブルーナ/ぶんえ、いしいももこ/やく、福音館書店インディアンになりたい、こねこのねるのお話。うさぎのミッフィーでおなじみ、ディック・ブルーナの猫絵本。 表紙の猫、インパクトがあります。 小さい目とバッ…

てんひとつ

芸術はバクハツだ! 『てん』ピーター・レイノルズ/作、谷川俊太郎/訳、あすなろ書房お絵描きが大嫌いなワシテが苦しまぎれに描いたのは、ちっぽけな“てん”ひとつ。 そのちっぽけな“てん”から、ワシテの世界は変わっていきます。お絵描きが苦手なすべての…

猫にスイカ

ネコオドル開店記念で、ネコオドルで出会える本の紹介。 今日は、夏に読みたい猫絵本。 『おおきなスイカ』庄野ナホコ/作、講談社マグロのおさしみに憧れる、猫のルッキオとフリフリ。 ある日、庭になった大きなスイカを売ってマグロのおさしみを食べようと…

平和への旅

開店記念で、今週もネコオドルで出会える本の紹介を。 今日は、いま話題の絵本。 『ジャーニー国境をこえて』フランチェスカ・サンナ/作、青山真知子/訳、きじとら出版戦争から逃れ、安心して暮らせる場所をめざして旅にでる母と子。 重いテーマですが、童…

びしょぬれサイコー!

バババババッ! 『どしゃぶり』おーなり由子/ぶん、はたこうしろう/え、講談社暑い夏の日。 モクモクと雲がたちこめ、どしゃぶりに! 雨の音、雨のにおい、たくさんの雨粒。 突然の夕立ちと、それを全身で楽しむ男の子の、さわやかで臨場感あふれる絵本で…

おばあちゃんのミシン

ネコオドルで出会える本の紹介。 4回目の今日は、絵本。 『カタカタカタ おばあちゃんのたからもの』 リンシャオペイ/さく、宝迫典子/やく、ほるぷ出版おばあちゃんのミシンはすごい! 服でもなんでも縫ってしまうんです。 でもある日、ミシンが壊れてしま…

猫の団結!

今日からオープン日まで、ネコオドルで出会える本たちを紹介。 まずは猫絵本です。 『11ぴきのねこ』馬場のぼる/著、こぐま社猫たちが、力をあわせて大きな魚を捕まえます。馬場のぼるさんの人気絵本、11ぴきのねこシリーズの第1作目。 子どもの頃に読んで…

砂糖ちゃん

ちいサイズ。 『金曜日の砂糖ちゃん』酒井駒子/著、偕成社たぶん私が酒井駒子さんをロックオンしたのはこの絵本。表紙の少女の美しさ。なんだか気になるタイトル。砂糖ちゃん。 砂糖さん。 佐藤さん? ……。ページを開く前の私の頭のなか(笑)小さいサイズの…

美味しいコーヒー

大人のためのおしゃれ絵本。 『コーヒーの絵本』庄野雄治/作、平澤まりこ/絵、mille books人気焙煎所・アアルトコーヒーの庄野雄治さんによる、コーヒーの絵本。 コーヒーの基本から淹れ方まで、お話仕立てで楽しくわかりやすく教てくれます。平澤まりこさ…

美しい言葉

やさしいまなざし。 『ワイズ・ブラウンの詩の絵本』マーガレット・ワイズ・ブラウン/詩、レナード・ワイスガード/絵、木坂涼/訳、フレーベル館小さな生き物たちへのやさしい思いを感じる、ワイズ・ブラウンの詩の絵本。 レナード・ワイスガードが絵を手…

猫が踊る

猫がワルツを。 『ねこがおどる日』八木田宜子/作、森川百合香/絵、童心社猫のしろとくろは、夜になるとワルツを踊ります。 でもそれは、リツコだけが知っていること。ほんわかとした気分になれる、踊る猫の絵本です。子どもだけが知っている、夜になると…

猫の唄

セクシーです。 『うちのねこちゃん』松谷みよ子/文、小沢良吉/え、偕成社松谷みよ子さんの、あかちゃんのわらべうたシリーズ。 おしゃれなねこちゃんと、とらねこあにきが登場します。私はこのわらべ唄を知らないのですが、ぜひ聴いてみたい! 赤ちゃんに…

雨の日には

雨の日のファンタジー。 『あめのひ』サム・アッシャー/作・絵、吉上恭太/訳、徳間書店外は雨が降っています。 ぼくは雨の中で遊びたいけど、おじいちゃんはやむまで待とうと言います。 ようやく雨がやんで、外に出ると…。外に出たくてたまらない男の子の…

野良猫タンゲ

隻眼のニヒルなやつです。 『タンゲくん』片山健/作、福音館書店ある日ふらっとうちにやって来た、片眼の野良猫タンゲくん。 私の膝の上に乗ったり、ハラの上にのったり。 でも、昼間外で会っても、知らんぷりされてしまいます。 どこでどんなふうに過ごし…

愛しの黒猫

黒猫大好き。 『くろねころびんちゃん ごろごろ』くろねこいしょう/さく・え、キーステージ21黒猫のロビンちゃん。 ビー玉や毛糸玉を転がして、ごろごろ。 大きいものだって、ごろごろ転がします。 でもお空でかみなり様がごろごろ鳴りだすと…。黒猫好き…

最高の夏休み

自分だけの文明をつくる! 『ウエズレーの国』ポール・フライシュマン/作、ケビン・ホークス/絵、千葉茂樹/訳、あすなろ書房みんなからちょっと浮いていて、仲間はずれにされているウエズレー。 夏休みの自由研究に「自分だけの文明」をつくりだすことに…

子猫ごっこ

一緒にあそぼ。 『きみもこねこなの?』エズラ・ジャック・キーツ/作・絵、当麻ゆか/訳、徳間書店子猫たちが遊んでいるところへ、子犬がやってきました。 子猫になりきって、子猫たちについていく子犬ですが…。「きみもこねこなの?」と聞かれて、思わず「…

かわいいね

猫愛爆発! 『ポーリーちゃんポーリーちゃん 』どいかや/文・絵、小学館かわいいかわいいポーリーちゃんをひたすら愛でる。 それだけのキュートな絵本です。もうね、猫愛爆発。どいかやさんは、猫好きで知られる絵本作家さん。 たくさんの保護猫たちと自然…

夜になると

これからが猫の時間です。 『よるのねこ』ダーロフ・イプカー/文と絵、光吉夏弥/訳、大日本図書夜になると、ねこは散歩に出かけます。 暗闇でもよく見えるねこの目。 何が見えているのでしょうか。人間には見えない夜の世界を、猫と一緒に体験できます。昼…

ぼくだけの名前

君に呼んでほしい。 『なまえのないねこ』竹下文子/文、町田尚子/絵、小峰書店 竹下文子さんは美しい文章とファンタジーのやさしい世界が大好きで、『風町通信』が特にお気に入りの作家さん。 町田尚子さんは『ネコヅメのよる』で虜になった、言わずと知れ…

呪いをとくもの

うっとりとします。 『ノロウェイの黒牛』なかがわちひろ/文、さとうゆうすけ/絵、BL出版身の毛もよだつ怪物とされるノロウェイの黒牛と結婚してもいいという娘。黒牛の背に乗り、果てしない旅に出た娘は、黒牛にかけられた呪いを知り…。 娘と呪われた黒…

犬と一緒に

冷たくておいしい。 『みずくみに』飯野和好/絵と文、小峰書店里山生まれのちよちゃんは、沢遊びが大好きです。 おじいちゃんが作った竹の水筒を持って、犬のくろと一緒においしい水をくみに沢にでかけます。里山の暮らしの、何気ない風景を切り取った絵本…

猫との思い出

妖しく美しく、そして可愛らしい。 『あのねこは』石津ちひろ/文、宇野亞喜良/絵、フレーベル館亡くした猫への想いを綴った、詩のような絵本です。言葉を自由自在にあやつる、石津ちひろさん。 宇野亞喜良さんが描く、美しい猫と女性たち。言葉の力、絵の…

顔はこわいが

不器用ですから。 『まじょのルマニオさん』谷口智則/作、文溪堂1本の魔法の杖だけが友だちの魔女のルマニオさん。 ある日、ケガをした小鳥を見つけます。 どうしていいのかわからなくて困ったルマニオさんは…。「こわい顔の魔女の絵本なんだけど好きなんで…

祈りの龍

雨乞いの行事です。 『雨をよぶ龍 4年にいちどの雨ごい行事』秋山とも子/作、童心社埼玉県鶴ケ島市脚折地区に江戸時代から伝わる、降雨祈願の行事。 一度は途絶えましたが、昭和51年に復活し、今でも4年に1回行われています。竹と麦わらで作られた「龍蛇」…

がまん爆発!

ストレスはためないように。 『ほげちゃん』やぎたみこ/作、偕成社クマのぬいぐるみなのに、カバと言われるし。 ゆうちゃんはちょっと乱暴にあつかうし。 汚れてきたら「きたない」って言われるし。 ほげちゃんは、いろいろと我慢してたんですね。読み聞か…

童の神様

いるといい。 『えほん遠野物語 ざしきわらし』柳田国男/原作、京極夏彦/文、町田尚子/絵、汐文社 座敷わらしがいる家は栄えると言われている。 遠野物語「座敷童」の世界を、怪談えほんの名コンビ、京極夏彦×町田尚子で絵本に。町田尚子さんの絵がはっと…