ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫5匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

美しい本

呪いをとくもの

うっとりとします。 『ノロウェイの黒牛』なかがわちひろ/文、さとうゆうすけ/絵、BL出版身の毛もよだつ怪物とされるノロウェイの黒牛と結婚してもいいという娘。黒牛の背に乗り、果てしない旅に出た娘は、黒牛にかけられた呪いを知り…。 娘と呪われた黒…

賢治の鳥

鳥は美しい。 『宮沢賢治の鳥』国松俊英/文、舘野鴻/画、岩崎書店賢治の作品に登場する鳥を細密画と文章でつづり、賢治の自然への思い、小さな生き物への愛情を伝えます。舘野鴻さんは『つちはんみょう』などの絵本でおなじみの、生物の生態をつぶさに観察…

本の街

いつか訪れたい夢の街です。 『世界のかわいい本の街』アレックス・ジョンソン/著、井上舞/訳、エクスナレッジ世界の小さくてかわいい41の本の街を集めました。日本で「本の街」といえば、神保町。 世界中にもこんなにたくさん「本の街」があるなんて、本…

猫コレクション

猫を集める。 『名画のなかの猫』アンガス・ハイランド/著、キャロライン・ロバーツ/著、喜多直子/訳、エクスナレッジ私にはコレクター気質が欠けている、と思いながら長いこと生きてきたのですが、最近はちょっと変わってきました。 絵本を買うようにな…

雨にも風にも

『雨ニモマケズ』宮沢賢治/文、アーサー・ビナード/英訳、山村浩二/絵、今人舎宮沢賢治の有名な詩「雨ニモマケズ」をアーサー・ビナードが英訳し、山村浩二さんが絵を描いた絵本。 日本語と英語が併記されています。宮沢賢治の言葉も、英語になるとちょっ…

白と黒の舞い

大型の迫力。 『ものがたり白鳥の湖』ガブリエル・パチェコ/絵、ものがたり白鳥の湖編集室/文 、エディション・エフバレエでお馴染みの「白鳥の湖」の絵本です。 音楽や踊りは有名ですが、お話の筋となると、知っているようでちゃんとは知らない人もけっこ…

ときめく輝き

キラキラしたものが好きな子どもでした。 『ときめく鉱物図鑑』宮脇律郎/監修、山と溪谷社/編、山と溪谷社山と渓谷社のこのときめく図鑑シリーズが大好きです。 なかでもこの鉱物図鑑は、ネコオドルでも人気がある1冊。ネコオドルでは地元にゆかりがある作…

猫に帽子

新年最初の紹介は可愛すぎる猫の本。 『世界でいちばん愛らしい帽子ねこ』サラ・トーマス/著、 佐藤美穂/訳、エクスナレッジ猫に帽子って、いる!? うちのこは帽子どころか、服も、靴下も着ていません。 首輪をしているのも、5ぶんの2ひきだけ。 猫に帽子…

ターシャのクリスマス

ターシャみたいなおばあさんになりたい。 『クリスマスのまえのばん』ターシャ・テューダー/絵、クレメント・ムア/詩、中村妙子/訳 、偕成社ターシャが描いた、クリスマス絵本。 ただただ美しいです。 大人にこそおすすめしたくなる1冊です。ターシャの庭…

夜になると

人間の知らないできごと。 『はくぶつかんのよる』イザベル・シムレール/文・絵、石津ちひろ/訳、岩波書店 『あおのじかん』のシムレールの絵本。 美しく繊細な色合いに目を奪われます。みんなが眠りについた夜の時間、博物館の展示品やおもちゃ箱の人形が…

夜の虹

高砂ブルーと呼んでいます。 『ハワイの50の宝物』高砂淳二/著、二見書房図書館の仕事に就く前、働き方や職場のことでいろいろ悩んでいた頃でした。勉強のために通っていた新宿のビルの1階で、偶然に、高砂淳二さんの写真展にであいましした。 それは海の写…

美しい言葉たち

美しいものが好きです。 『すみれの花の砂糖づけ 江國香織詩集』江國香織/詩、理論社江國香織さんの作品は大学生の頃ずっと読んでいました。 選ぶ言葉の美しさ、文章の潔さが好きで、私の中で「本を読む」とは、「美しい言葉に出会うこと」でもありました。…

魅惑のコレクション

宝石のように美しい。 『世界の美しいボタン』エリック・エベール/監修・コレクション・執筆、本田万里/仏語翻訳 、パイインターナショナル私にはコレクター気質がないらしく、モノを集めるということにあまり興味がありません。本も読めれば満足で「持っ…

世界で一番美しいもの

猫は美しい。 『世界の美しい猫101』レイチェル・ヘイル・マッケナ/写真、山根義久/監修、大浜千尋/訳 、パイインターナショナルただの猫の図鑑ではありません。 美しく、可愛らしいのです。 ビジュアル重視で撮影された写真は、猫好きの心を鷲掴みに…

小さな本屋さん

ネコオドルは、小さな小さな小さな小さな本屋さんです。 『日本の小さな本屋さん』和氣正幸/著 、エクスナレッジ写真がとても美しく、眺めているだけでも楽しめる1冊です。たくさんの本屋さんをぎゅっと詰め込んだガイドブックではなく、厳選されたひとつひ…

猫しかいない町

猫町、猫好きにはたまらない響きです。 『猫町』萩原朔太郎/著、心象写真制作スタッフ/著 、ベストセラーズいつもの道を散歩していたら、猫ばかりの世界に迷い込んでしまった…。詩人、萩原朔太郎の短編小説を写真付きで楽しめる1冊。 私の手持ちの『猫町』…

猫の次に

ペンギンのなかでも圧倒的に好きなのが皇帝ペンギンです。 『コウテイペンギン』ヨハンナ・ジョンストン/さく、レナード・ワイスガード/え、こみやゆう/やく、好学社以前何かの自己紹介で「好きなペット」を書く欄があって、「猫、ペンギン」と書いたら、…

裏と表

ヤマネコも猫です(ФωФ) 『ウラオモテヤマネコ』井上奈奈/絵と文、堀之内出版表紙の手触り、しかけ、箔押しの文字。 一目見た瞬間、手に取った瞬間、この本が丁寧に大切に作られたものだとわかります。 美しい絵本です。ヤマネコと少女の、裏と表をめぐる物…

猫が好き!

この直球のタイトルがいいですよね。 『猫が好き』アヌシュカ・ラヴィシャンカ/著、デュルガ・バイ他/絵、野坂悦子/訳、グラフィック社 函から出すとこんな感じです。これはインドのタラブックスという出版社で作られた絵本で、1冊ずつ手漉きの和紙にシル…

うさぎの好奇心

大きくて美しい絵本。 『きんのたまごのほん』マーガレット・ワイズ・ブラウン/さく、レナード・ワイスガード/え、わたなべしげお/やく、童話堂出版とにかく大きくて、美しい!ひとぼっちの雄うさぎが、ある日たまごを見つけるのですが、中でなにかが動い…

持っていたい可愛らしさ

一気に紹介します。雷鳥社の辞典シリーズ。 文庫本サイズのかわいい辞典です。本屋さんで見つけた時に、「自分の本屋さんをやるときには絶対に置きたい!」と思いました。念願叶って、いま、ネコオドルにも置いています。この本の良さは、手に取るとより伝わ…

賢治の世界

宮沢賢治にはどんなイメージを持っていますか? 『銀河鉄道の夜』宮沢賢治/作、清川あさみ/絵、リトルモア「雨ニモマケズ」の力強いイメージや、児童文学のイメージ、地質学の学者のイメージなど、宮沢賢治にはいろんな顔があると思います。私の中の宮沢賢…