『赤と青とエスキース』青山美智子/著、PHP研究所
赤と青で描かれた女性の絵。
1枚の水彩画によってつながる5つの物語。
今までの青山美智子さんの作品とは少し違う印象がありました。
でも読み終わると、これぞ青山さん、という感じなんです。
じんわりとあたたかく、包み込んでくれる。
赤と青がとても効果的に使われていて、もしかしたら誰もが人生の分岐点にいる時、その人のもつ「色」が彩りを放っているのかもしれない、と思いました。
私の色は何色だろう。
白猫が登場するお話が胸に響きました。
みんなにすすめたくなる、青山美智子さんの最新刊です。