図書室
奇跡のレファレンス。
『お探し物は図書室まで』青山美智子/著、ポプラ社
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。
彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
お話のなかに三軒茶屋にある猫本屋さんが出てきます。
店名も店主さんの名前もちょっと違うから、あくまで架空の本屋さん。
それでも、知っている本屋さんがモデルになってると思うと何だか嬉しくなります。
こんな司書さんになれるといいな。
そっと後押しするって、難しいことですよね。
ほしい時にほしい言葉をもらえることの奇跡。
身近にある奇跡を好転させていくエネルギーは、その人自身のもの。
青山さんの作品はいつも前向きな気持ちにさせてくれます。