ジンジャー
茶色は生姜色。
『ねこのジンジャー』シャーロット・ヴォーク/作、小島希里/訳、偕成社
猫のジンジャーは優しいテレサのだっこが大好き。
いつものんびり、かごのなかでお昼寝。
ところがある日、子猫がかごの中に入ってきた。
ジンジャーと子猫、仲良く遊べるのかな。
先住猫のもとに、新参者がやってくる。
飼い主さんにとって一番ハラハラドキドキする時です。
まさにうちの黒猫とちび猫。
黒猫は穏やかな性格で面倒見がいいので、最初、ちび猫をかわいがって面倒見てあげていました。
でも最近、ちび猫が大きくなってきたら、うっとうしさが勝ってしまったようで。
背中にジャンプとかされると、本気で嫌がってます。
ちび猫が遠慮も加減も知らないから、なおさら。
穏やかな関係を築くには、もう少し成長を待たなくてはいけないようです。
拗ねてしまったジンジャーのとった行動がなんとも切ない。
猫の気持ちに寄り添った、あたたかい猫絵本です。