猫と暮らす
ともに生きる。
愛猫もみじを看取ってから1年。
確執があった母との永遠お別れ。
それは、1匹の猫との出会いの時でもありました。
猫たちと暮らす村山由佳さんのエッセイ。
もみじとのお別れも、お絹さんとの出会いも、Twitterを見て知っていたので、まるで親戚のおうちのことが本になったかのような感覚。
出会った時から妊婦さんだったお絹さん。
出産と、生まれてきた子どもたちのこと。
すべてが愛おしく、親戚のおばちゃん目線でうるうるしながら読みました。
命に代わりはいない。
今までに見送ってきた猫たち。
これから出会う猫たち。
いま一緒に暮らしている猫たち。
何匹いようと、どれだけ似ていようと、代わりにはならない。
私もそれを確かに知っています。
一緒に生きるということ。
それは、猫でも人でも変わらず、尊くかけがえのないことです。