読書会@古民家
11月29日、寄居読書会でした。
前回から5人のメンバーで幹事を順番にまわしていくスタイルで開催しています。
今回は私プレゼンツです。
会場は、寄居市街地にある素敵な古民家「壺中居」をお借りしました。
リノベーションで生まれ変わった古民家、本当に素敵です!
読書会の課題本は、「家」にちなんで、中島京子の『小さいおうち』を選びました。
第143回直木賞を受賞した作品です。
感想やお気に入りのシーンなどを順番に話していきました。
豊かな暮らしぶりの美しさが読んでいて楽しくて好きだという意見で、みんな同感。
お気に入りシーンはそれぞれに選ぶ場所が違い、聞いていて面白かったです。
どれもわかるなぁという感じで、作品自体の良さが伝わってきました。
徐々に色濃くなっていく戦時中の描写なども、一般的な戦争のイメージとは離れた印象で、そこにリアルな感覚を覚えました。
そして、話はタキの後悔について。
残された手紙、会いに来た板倉さんなど、明らかにされていない部分や謎な部分がいくつもあり、みんなの想像がふくらみます。
推理と想像に妄想も加わり、それぞれの解釈が興味深く面白く、とても盛り上がりました。
話始めると、ここはあそこは、と話題が尽きない作品。
とても楽しい読書会になりました。
次回はまた2ヶ月後。
コロナなど色々気になりますが、みんなできちんと対策をとりながら続けていきたいと思います。