ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫5匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

読書会@リカ

10月14日、寄居読書会でした。
ネコオドルが移転したため場所の提供ができなくなりましたが、変わらず参加していきます。

今回の会場はアトリエ・リカさん。
2階のアンティークの家具に囲まれた小部屋で、隠れ家のような素敵な空間です。

f:id:nekoodoruneko:20191015212033j:plain
写真を撮り忘れたので、リカさんのSNSから拝借しました。

第17回目、課題本は芥川龍之介『秋』
参加者は5名。

信子と妹の照子、俊吉の三角関係。

妹のために身を引きながら、俊吉への思いを忘れられない信子。姉の気持ちをわかっていながら俊吉と結婚して、嫉妬に悩む照子。
俊吉の気持ちは描かれていないんですよね。

秋のもの悲しさ、切なさを感じる哀愁あふれる作品。

結婚や幸せのあり方が今とは違う時代なのでは、という意見もありましたが、私は誰も幸せになっていないことに苦しさを感じました。
誰かの幸せのために自分を犠牲にすることは、時として自分も、相手をも、苦しめるのかもしれない。

「とりかえしのつかない」という言葉が、印象に残りました。

読書会の後半は、「秋」をテーマに本や音楽を紹介しあいました。

読書から季節を感じる。
素敵な時間になりました。

次回は12月、ディケンスの『クリスマス・キャロル』です。