お茶
毎日がしあわせ。
『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』森下典子/著、新潮社
私も習っていればよかった。
母が茶道をしていたのに…。
通っていた女子校には茶道部があって、「茶道部に入るとお菓子が食べられるらしい」という理由で人気の部活でした。私はお菓子につられることなく、茶道部には入りませんでした。
私の人生をすりぬけて行ってしまったお茶の世界。
この本を読んで、激しく後悔しました。
お茶の世界、知りたかった!
この本は、茶道を教えるような実用書ではないのですが、つまらない教本を読むよりもよっぽど茶道の魅力が伝わってきます。
映画化もされたというこの本。
映像でもぜひ観てみたいと思いました。
庭猫
網戸に飛べ!
『庭猫』安彦幸枝/著、パイインターナショナル
庭猫のアフとサブ。
ぽっちゃりしていてよく似ている、2匹の白猫をおさめた写真集。
仲良く寄り添ったり、ネコパンチしあったり、愛らしい姿が満載。
所々に添えられた言葉もきいています。
うちの老猫2匹も、元は庭猫の母娘でした。
なかなか人馴れしなくて長いこと庭暮らしをしてましたが、数年かけて家猫に。
母猫の方は何度も出産を経験していて、家猫になったときにはもう歯が1本もありませんでした。
今は歯がないおかげで口内の病気の心配もなく、かえって元気ですよ。最後の1本が残っている時はよだれがひどくてつらそうで、かわいそうでした。
ガラス1枚が隔てる家の中と外の世界。
その差は、大きい。
そんなことも考えさせてくれる、猫好きを惹きつけてやまない写真集です。