パパ猫
ピクニックに連れてって。
『とうさんねこのすてきなひみつ』メアリー・チャルマーズ/ぶん・え、あきのしょういちろう/やく、童話館出版
ピクニックに行きたい子猫たちと、父さん猫のサプライズ。
猫の絵本というより、人を擬猫化したという印象の絵本でした。
猫じゃなくてもいいんじゃない?という思いをぬぐえないまま読んでしまった私は、子どもの心を失ってしまったのかも。
どうしてそんなひねくれた読み方になってしまったのかというと。
私、あまり教訓じみたお話は好きじゃないのです。
物語のなかに気づきがあるのは素晴らしいことだと思います。
でも、それを言葉にしなくてもいいじゃないか、と反発心が出てしまうのです。
子どもには純粋に物語を楽しんでほしい。
この絵本も、子どもが読んだら純粋に楽しいお話なんだと思います。
私のひねくれ心が飛びだしてしまった1冊でした。