ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫4匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

パパ猫

ピクニックに連れてって。

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『とうさんねこのすてきなひみつ』メアリー・チャルマーズ/ぶん・え、あきのしょういちろう/やく、童話館出版

ピクニックに行きたい子猫たちと、父さん猫のサプライズ。

猫の絵本というより、人を擬猫化したという印象の絵本でした。
猫じゃなくてもいいんじゃない?という思いをぬぐえないまま読んでしまった私は、子どもの心を失ってしまったのかも。

どうしてそんなひねくれた読み方になってしまったのかというと。
私、あまり教訓じみたお話は好きじゃないのです。

物語のなかに気づきがあるのは素晴らしいことだと思います。
でも、それを言葉にしなくてもいいじゃないか、と反発心が出てしまうのです。

子どもには純粋に物語を楽しんでほしい。

この絵本も、子どもが読んだら純粋に楽しいお話なんだと思います。
私のひねくれ心が飛びだしてしまった1冊でした。