ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫4匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

聞こえるよ

耳をすますと。

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『きこえるきこえる』マーガレット・ワイズ・ブラウン/作、レナード・ワイズガード/絵、よしがみきょうた/訳、小峰書店

目にごみが入り、お医者さんに包帯を巻いてもらった子犬のマフィン。
目をつぶったときのように真っ暗だけど、大丈夫。
耳をぴんとたてると、どんな音がきこえるかな?

大胆でポップな色使いが楽しい。
折り紙のような単色の組み合わせなのに、その表現はとても豊かです。
シンプルなのに豊かって、とても素敵です。
とても憧れる世界。

これは「音」を楽しむ感覚を大事にした絵本。
ワイズ・ブラウンが選んだ音のチョイスが素敵で、思わず声に出して言いたくなります。

子犬のマフィンと一緒に耳をすませて「音」を感じるこの『きこえるきこえる』は季節ごとのシリーズもあって、ワイズガードは「なつのおと」の絵も手がけています。

私はブラウン&ワイズガードコンビの絵本をコレクションしています。
ワイズガードは作品によって絵のタッチが変わるので、新しい絵本に出会うたびに発見がある。
コレクター心をくすぐられてます。