にゃおん
猫本はじめ。
これはおそらく、私がはじめて買った猫本です。
猫は好きだけど猫本や猫グッズには興味がなかった10代の私。
当時『風の大陸』を読んで、いのまたむつみさんの美しいイラストに魅了され、『宇宙皇子』も同じ人がイラスト描いてると知って読み、イラスト集や画集を眺めてはため息をついていました。
そんな美しい絵を描くいのまたむつみさんが、たまたま猫好きで、猫本を出したのがこれでした。
私はこの本でいのまたさんの描くアビシニアンを見て以来、アビシニアンは憧れの猫種になりました。
いのまたむつみさん、40周年画集が少し前に発売になりましたね。
美しい絵の世界にどっぷりとひたれる、贅沢な画集。
ああ、ほしい!
この『にゃおんのおはなし』はコミカルなイラストのエッセイですが、そんなイラストを見られるのって実は珍しいのかも。いのまたむつみさんの暮らしぶりや愛猫家っぷりも垣間見られる、ファンにはたまらない1冊です。