てんひとつ
芸術はバクハツだ!
『てん』ピーター・レイノルズ/作、谷川俊太郎/訳、あすなろ書房
お絵描きが大嫌いなワシテが苦しまぎれに描いたのは、ちっぽけな“てん”ひとつ。
そのちっぽけな“てん”から、ワシテの世界は変わっていきます。
お絵描きが苦手なすべての人に勇気を与えてくれる絵本。
人と同じようにできないことが怖かった私の子ども時代。
考えすぎてしまって、自由に絵を描くこともままならない子どもでした。
“てん”ひとつから世界が広がる。
表現することは、自由だ!
この絵本を読んで、正解なんてないことに気づき、安心できました。
この絵本に出てくる先生はとても素敵だと思います。
こんな大人になりたい。
勇気を与えてくれる、楽しい絵本です。