ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫5匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

読書会@ネコオドル

3月3日、ネコオドルで読書会を開催しました。
寄居読書会の第9回目です。

課題本は夏目漱石夢十夜
参加者は6名。

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自己紹介では、夏目漱石について思うことをそれぞれ一言ずつ話しました。
やはり「坊ちゃん」のイメージが強いのだなあという感じです。

夢十夜』は、「こんな夢を見た」ではじまる夢のお話10編で構成された短編です。
「夢」というだけあって、とりとめのないお話ばかり。
不思議で怖い感覚は、まさに夢の中の世界のようです。

超短編ばかりなので、みんなで朗読しながらひとつひとつに感想を言い合いました。

子どもを背負った第三夜は、怪談そのもの。
話を覚えてしまって子どもに語っていたという人も。

お爺さんと蛇と笛の第四夜は、ハーメルンの笛吹きを連想させるという話に。
また、虜になった男の第五夜は太宰治の『走れメロス』を連想させる、という意見も。
やはり夢の世界、いろいろな要素が入り交じっているんでしょうか。

庄太郎と豚の第十夜は、アプリゲームのような世界だという感想が。豚の鼻先をピッと触ったらバタッと倒れる、その繰り返し。まさにゲームです。
イケメンなのに定職につかず女の人ばかり見ているダメンズぶりには、女性陣の反応が大きかったです。

とりとめのないけれど、奥が深い、まさに深層心理のような「夢」のお話。

語り合うにはもってこいの作品です。
それぞれの夢にまつわるお話をはじめたら止まらなくなりそうな、そんな読書会になりました。

さて、3月はもう一回、読書会があります。
3月末に、桜の下で、お花見読書会。
楽しみです。