ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫5匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

読書会@ネコオドル

12月16日、ネコオドルで読書会を開催しました。
寄居読書会の第6回目です。

課題本はゴーゴリ『外套』
参加者は7名。

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恥ずかしながらゴーゴリは初めて読みました。
岩波文庫の『外套・鼻』平井肇/訳を読んだのですが、まぁおもしろい!
期待いっぱいで読書会に臨みました。

参加者には、やはりはじめて読んだという人が多く、その面白さに訳者の良さを感じたという、私と同じ感想を持つ人もいました。
かわいそうなお話なのですが、ユーモアのあるゴーゴリの表現、そして訳者の言葉選びの絶妙さ。

会の後半でゴーゴリの生涯を年譜を見ながら確認したときに、その理由がわかったような気がしました。
役者志望の青年だったこと、喜劇が書きたくてうずうずしていたこと。
演劇を知る人ならば、納得できるはず。
悲惨な場面でも面白くみせられるのが、喜劇。
登場人物が大変な目にあえばあうほど笑いが起こる、それが喜劇です。
ゴーゴリの『外套』には、喜劇の要素が詰まっているように感じました。

読書会のレポというより、私の感想になってしまいましたが…
この読書会がなければ、もしかしたら手に取ることもなかったかもしれないゴーゴリ。この『外套』そして『鼻』も本当にとても面白かったので、他の作品も読みたくなりました。作品に出会う素敵なきっかけを与えてくれる読書会に感謝です。

次回は1月、太宰治の『富嶽百景
新年らしく富士山を、という主催者さんのナイスセレクトです。