ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫4匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

本の本・本屋さんの本

かけはし

優しいほほえみ、優しいまなざし。 『橋をかける 子供時代の読書の思い出』美智子/著、すえもりブックス 美智子さまの子どもと読書についての講演を1冊の本にしたもの。 本で知った美しさ、本から感じた不安、本から得た喜びなどについて語られています。子…

本をすすめるということ

タイトルにビビってはいけません。 『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』花田菜々子/著、 河出書房新社長いタイトルですが、その出だしの言葉でつまずかずに、最後まで読んでください。これは、本を…

絵本の父

児童サービスのバイブル。 『幼い子の文学』瀬田貞二/著、中央公論新社図書館に勤めているのですが、児童担当ではないので、児童サービスに関われる機会は残念ながらあまりありません。でも研修会には時々参加しているので、実践の場を求めてうずうずとして…

猫本だらけ猫だらけ

『本屋、はじめました』の隣に並べています。 『猫本屋はじめました』大久保京/著、洋泉社日本初の猫本専門店といえば書肆吾輩堂。 インターネット書店の吾輩堂の店主さんによるエッセイです。オンラインショップを見ていると、欲しい本ばかりで大変です。 …

小さな本屋さん

ネコオドルは、小さな小さな小さな小さな本屋さんです。 『日本の小さな本屋さん』和氣正幸/著 、エクスナレッジ写真がとても美しく、眺めているだけでも楽しめる1冊です。たくさんの本屋さんをぎゅっと詰め込んだガイドブックではなく、厳選されたひとつひ…

本を直す

手製本の美篶堂が教えてくれます。 『美篶堂とはじめる本の修理と仕立て直し』美篶堂/著、本づくり協会/監修、河出書房新社 図書館では本の修理をします。 ページが外れたり、破れたり、簡単な修理で直るものもあれば、一度解体して組み直さないといけない…

あったらいいな

『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ/著、ポプラ社こんな本屋さんあったらいいな。 でも、こんな本があったらどうするよ?どんな本でも出てくる夢のような本屋さんの本。 ヨシタケシンスケさんの溢れる想像力がとまりません。 ヨシタケワールドが堪能できま…

久子さんと猫と本屋と

この本は、私にとって奇跡の1冊です。 『猫はしっぽでしゃべる』田尻久子/著、ナナロク社熊本の本屋さん「橙書店」の店主、田尻久子さんのエッセイ。 この本の佇まい。いい本だということが伝わってきます。書店員さんが書いた本、最近多いなという印象が…