ピャ!
ママの誕生。
『ピヤキのママ』ペク・ヒナ/作、長谷川義史/訳、ブロンズ新社
ニャンイという厄介ものの猫がいました。
ある日、大好物のうまれたてのたまごを食べたところ、日に日におなかがふくらみます。
そして出てきたのは、う○こではなく、ひよこ。
「ピヤキ」と呼んで、世話をしているうちに…。
ナンセンスなのにあたたかい愛の物語。
表紙の猫のふてぶてしい顔にノックオンされたわけですが、その期待を裏切りません。
予想外の出来事にあたふたしながらもしっかりと「ママ」になっていく、不器用でユーモラスな姿は、とても愛おしいものです。
成長していくその後のピヤキも気になる、ママの誕生物語。
子どもと大人が一緒に楽しめる素敵な絵本です。