しるし本
愛され本屋さん。
『ほんやのポンチョ』にしのあきひろ/著、幻冬舎
商売は下手だけど、好きな本に囲まれているから幸せなポンチョ。
売り物なのに、面白い本に書き込みをしたり折ったりしてしまうのがクセでした。
そんな本が「世界にひとつだけのしるし本」と言って、町の人たちから人気になります。
そんな時、お店が火事になってー。
小さな町の小さな本屋の私には、グッとくるお話。
地域から愛されるお店をめざしてがんばるすべての人に贈りたい絵本です。
西野さんの絵本は絵が綺麗で、今までの絵本はどちらかというと大人向けのイメージでしたが、この作品はぐっと子ども寄り。
でもこの物語は、大人の学びにもつながると思います。
文章が短くリズミカルなので、読み聞かせにもおすすめ。
お父さんから子どもに読んであげてほしい絵本です。