12月8日、寄居読書会でした。
前回に引き続き、アトリエ・リカさんにて。
2階の、アンティーク家具に囲まれた素敵な小部屋です。
第18回目、課題本はディケンス『クリスマス・キャロル』、村岡花子訳。
今回も写真を撮り忘れたので、主催佐藤さんのブログからお借りしました。
私は子どもの頃にテレビで放送してた映画の印象が残っていて、本はきちんと読んだことがありませんでした。
この機会に読むことができて本当によかったです。
クリスマスは、きらびやかに飾りたてて騒ぐ日ではなく、すべてのことに感謝する日にしよう。
そう思いました。
みんなで感想などを語り合っているなかで、本の中ではスクルージがなぜ偏屈なおじいさんになってしまったのかとか、改心していくまでのこまかい心の変化の様子などは描かれていないよね、という話題になりました。どんなことがスクルージの心に響いたのか、それを曖昧に描くことで、読者それぞれが自分と重ねやすく受入れやすくなるようにしたのかな、と、私は思いました。
読書会後半は、今年のベスト本の発表。
それぞれ個性的なラインナップで、気になる本ばかり。
読みたい本がまた増えてしまいました。
寄居読書会、来年はちょっとお休みをするそうです。
主催佐藤さんがお忙しくなられるようで、落ち着いた頃にまた再開します。
みんなで「さみしくなるね~」と言い合いながらの帰り道。
普段、文学作品を読むことがあまりなかったので、この読書会のおかげで世界がひろがりました。
またみんなで集まれる日を楽しみにしています!