2018-10-08 本と料理と兄妹 本(一般) 『九つの、物語』橋本紡/著、集英社数年前に死んだ兄が、幽霊になって帰ってきた。兄の手料理と、各章のタイトルにもなっている本の物語が印象的な、静かで繊細な物語です。 美しくて儚い、橋本紡さんの世界観が、この本には凝縮されている気がします。本のなかに登場する九つの物語も、読みたくなる。 兄の手料理も食べてみたくなる。そんな読後感をお約束します。