ガストン!
これは犬のお話。
私は犬も大好きです。
『ガストン』ケリー・ディプッチオ/文、クリスチャン・ロビンソン/絵、木坂涼/訳、講談社
ガストンは、プードルかあさんのかわいいこども。4匹のきょうだいと仲良くすくすく育っていますが、どうもガストンだけ他のきょうだいと違うようです。そんなある日、公園でガストンにそっくりな家族に出会って…。
「家族」や「個性」といった、ちょっと深いテーマの隠れた絵本です。
そのままの自分の大切さ、ともに過ごした時間のかけがえのなさ、など、優しさにあふれた物語から感じることができます。
でも決して教育的ではないのがいいところです。
可愛くておしゃれで、大人にもささるたたずまいをしていると思います。
全米で数々のベストブックに選ばれているそう。
姉妹本で、『アントワネット』も出版されています。
こちらはブルドッグかあさんに育てられたアントワネットのお話。
2冊あわせて読むと、より絵本の世界を楽しめると思います。
たくさんの子どもたちに読み聞かせしてあげたい絵本です。