空飛ぶ猫
会いに行くよ。
『空猫アラベラ』アティ・シーヘンベーク・ファン・フーケロム/作、野坂悦子/訳、本作り空Sola
アラベラは、8年も猫天国で暮らしている「空猫」。
あるときアラベラは飼い主のおばさんに会いたくなり、「宇宙カゴ」に乗っておばさんのもとへ向かいました。
おばさんにはアラベラの姿は見えません。
でも、猫たちには見えるのです。
「死んだ猫アラベラ」とおばさんの物語。
設定がもう切なすぎるのですが、近所の猫たちも巻き込んだ話の展開はとてもキュート。
原作の初版は1965年ということですが、ちっとも古びた感じはありません。
温かいタッチの絵と文字と色彩で、文庫本サイズの小さな絵本。
本棚に置いておきたくなるおしゃれな1冊です。