ネコオドル、次のステップへ。
駅前のチャレンジショップスペースで開店して約9ヶ月。
いろいろな気づきがあります。
はじめてみなければわからなかったことは、それはもうたくさんあって、そのチャンスをいただけたことはこの上なく幸運なことでした。チャレンジショップという制度は、開業を考えている人にはとても有効だと思います。
やりたいことと、できること。
求めていることと、求められていること。
その土地の人、動き、つながり。
いろいろな気づきがあるなかで、これはゆずれないということが、少しずつ見えてきた気がします。
私が一番感じたことは、今のように毎日お店を開けていてもあまり意味がないということ。人の手を借りないとできない今のやり方は、私には合わないということでした。
結局私がいない日はほとんど売上がないので、本が傷むだけでメリットは少ない。駅前だけど、平日はお店の前をあまり人が通らないし、レンタルベース自体にも集客がほとんどない。貸切イベントの日に商品がぞんざいな扱いを受けているのが気にかかる(翌日確認したら平積みの本の帯にコーヒーのシミがついていたり。その上売上もない)。こういうことは積み重なると結構ストレスで、不在時に人にお店を任せるなら、協力的な人、本に理解のある人でないとデメリットが多すぎると思いました。店主がほぼほぼ不在の本屋では、棚作りも中途半端になってしまうので、それもデメリットです。
だったら、手のかけられる本屋を、週1でやりたい。
内装もきちんと手をかけて空間をつくりたい。
(今は壁に画鋲もNGなんです)
置きたいけど今は置けていない本を、置きたい。
(たとえばタラブックスの本は今の環境では置けない)
扱えてなかった雑貨も置きたい。
そんなことを考えていたら、ちょうどいい物件がすぐそばにあったのです。とても狭いけど、自分の手の届く範囲でできる。
今までのようにイベントはできなくなるかもしれないけど、それもやり方を考えればどうにかなりそうです。
なにより、長く続けられる場所です。
思い立ったらすぐに行動。
まずは内外装の打ち合わせをする予定です。
今のチャレンジショップがある施設は市街地開発のために取り壊されることが決まっているのですが、その前に移転できればと思っています。
ということで。
ネコオドル、次のステップへ。
移転準備、はじめます。
動き始めたら、経過もバンバン載せていきます。
協力をお願いするかもしれません。
みなさんと一緒にお店を作っていきたい。
どうぞよろしくお願いします。