オオカミの護符に護られながら。
『オオカミの護符』小倉美惠子/著、新潮社
川崎市の実家の土蔵で目にした一枚の護符。
描かれた「オイヌさま」の正体とは何か。
関東甲信の山々へ、護符をめぐる謎解きの旅が始まる。
狼にはなぜか昔から惹かれます。
オオカミ信仰は身近にあるもので、本の中でも触れられている宝登山神社は子どもの頃から参拝している神様ですが、知らなかったことも多く調べられていてとても興味深い本でした。
オオカミ信仰。
山岳信仰。
狼はつい最近まですぐそばで生きていたのだと、その息づかいを感じました。
強く美しい生き物、狼。
同じ時代を共に生きたかった。