四人の女
カラスと河童。
現代版『細雪』。
杉並の古びた洋館に住む、四人の女の同居物語。
このご時世なので、花見のシーンとかデパートのシーンとかが出てくると「あぁぁ、人ごみはダメだよ~」と、反射的に思ってしまいます。
新型コロナの影響がこんなところにも…。
テレビドラマを先に見ていたのですが、小説の良さが存分に味わえました。ドラマも良かったですよね、ラストとか好きだったなぁ。
もっとしっとりとした物語なのかと思っていたら、三浦しをんらしい、はじけた部分もたくさんあって、とても楽しいお話でした。
そして、家族や友人や結婚や恋人や老後や仕事や家や…いろんなことに思いをはせるきっかけを与えてくれる物語。
私もこんな同居生活してみたい。
素敵な四人の女の物語です。