夏になると開きたくなる、大きな青空!
『この世界いっぱい』リズ・ガートン・スキャンロン/文、マーラ・フレイジー/絵、長田弘/訳、ブロンズ新社
なにげない日々。
なにかが起こるわけではありません。
ただ、この世界いっぱい、あたたかな気持ちで満ちている。
生きている喜びが感じられる絵本です。
リズミカルな言葉が心地よい。
私は、ただもうこの表紙を見ただけで、この開放感、清々しい空気に、心が軽くなります。
大きな絵本だからこその迫力もある。
この大きさも、魅力のひとつです。
大人にも読んでほしい絵本。
子どもには、読むたびに、成長とともに、感じ方が変わっていく、そんな奥深い絵本だと思います。