夢をのせて走ります
1度は乗ってほしい!
『ぼくはSLパレオエクスプレス』おいかわまゆみ/作、クリハラマリ/絵、秩父鉄道
役目を終えて、小学校のかたすみでお休みしていたSL。
ある日、整備されてまた走ることになりました。
いつか走っているSLに乗ってみたい、と言ってくれていた小学生のてつおもたくさん乗りに来てくれましたが、ある日、てつおは遠くに引っ越すことに。
また乗りに来るからね!
みんなに愛され夢をのせて走る、SLのお話です。
秩父路を走るSLパレオエクスプレス。
日曜日には、ネコオドルからも寄居駅に停まるSLを見ることができます。地元の人でないと、聞こえてくる汽笛の音にびっくりされることも。
この絵本は、運行30周年の2017年に記念して作られました。
お話を書いたおいかわさんは、秩父鉄道にお勤めされたのち、熊谷市に絵本のお店「ゆめみる本屋さん」を開かれた方です。
この絵本からは、SLへの想い、絵本への愛が伝わってきます。
一般の書店では販売されていないのですが、秩父鉄道や「ゆめみる本屋さん」ではまだ手に入るかも。
鉄道好きの子に、地元の子どもたちに、読んであげたい1冊です。