ホラーか猫か
怖くない、は嘘になる。
ホラー漫画家・伊藤潤二の猫コミックエッセイ。
コミックエッセイという響きがこんなに似合わないコミックエッセイがあったでしょうか。
ギャグとホラーが入り交じってとにかく強烈なのです。
猫好き仲閒との会話で、石黒亜矢子さんの絵本の話から「だんなさんがホラー漫画家の」という話になり、「よんむーのマンガは読むべし!」とおすすめされて手にした本。
ホラーでしょ?と敬遠していたら、これは怖くないから!とのこと。
うん、怖くないし、むしろめっちゃ笑える!
でも絵は怖いけどな…。
慣れないテイストに最初、笑っていいのかためらってしまったけどな。
猫の可愛さとかあるあるとか、そういうことではなくて、猫に翻弄される人間をユニークに描いていて、他にない唯一無二の猫コミックだと思います。
今現在の伊藤石黒家の猫エッセイといえば石黒亜矢子さんの『てんまると家族絵日記』。
こちらは脱力のほほん系です。