星座をぬけて。
『 ハロウィーンの星めぐり 夜に飛ぶものたち』ウォルター・デ・ラ・メア/詩、カロリーナ・ラベイ/絵、海後礼子/訳、岩崎書店
子どもたちが、トリック・オア・トリートにでかけるころ。
夜空には、星がいっぱい…そして、魔女もいっぱいです。
イギリスの幻想文学作家、ウォルター・デ・ラ・メアの詩の絵本。
見返しのページの、星いっぱい、星座いっぱいの夜空の絵がとても好きです。
ハロウィンといえば、子どもが主役のイベントだったり、おばけやカボチャがクローズアップされた絵本が多いですよね。
そんななか、この絵本が描くのは「星」と「魔女」。
ハロウィンと星を結びつけて考えたことがなかったのでとても新鮮で、でも、すごくしっくりきて、幻想的な物語になっています。
風にのって踊るようなデ・ラ・メアの詩は、声に出して読みたくなる魅力があります。
ハロウィンといったらこの絵本、というくらい、お気に入りの1冊です。