ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫5匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

みとりねこ

いつまでも一緒に。

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『みとりねこ』有川ひろ/著、講談社

猫と暮らすこと。
優しくてちょっと切ない7つの物語。

どうしたって猫より人間の方が長く生きる。

猫の成長の早さを、猫目線から見た人間の子どもの成長の遅さとして描写されると、おかしくてしょうがない。
猫から見たら、いつまでも赤ちゃんな人間って、危なっかしいんだろうな。

猫を看取ることは、とても悲しい。
絶対慣れることはない。

こんなに悲しいことはないけれど、でも、思うんです。

猫を残して死んでしまうことほど悲しいことはない、って。

最期の時に立ち会えること、看取ってあげられることは、猫と私のハッピーエンドだと思うようになりました。

残された猫の物語は、どうしても泣けてしまう。

これは、猫と人間の、幸せと優しさにあふれた物語。
心をじんわりあたためてくれる1冊です。