ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫5匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

美賀子

女の幕末。

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『正妻 慶喜と美賀子』林真理子/著、講談社

一条家から一橋慶喜のもとへ嫁いだ美しき姫、美賀子の目線で描いた幕末大河小説。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」で、登場シーンは少ないもののとても印象深く、気になっていた美賀君。

本を探してみたら、この『正妻』を見つけました。
というかこの本以外、きちんと書かれている本がほぼなかったです。

小説なので史実に忠実というわけではないと思いますが、林真理子作品なので読みやすく面白い。

女性目線の描き方なので全体的にやわらかく、歴史小説は難しくて苦手という人でも無理なく読めると思います。

大河ドラマ慶喜と美賀君が気になったという人にはぜひおすすめ。
ドラマでは慶喜と美賀君のエピソードはさらっと描かれてしまっているので、ドラマの世界をより深く楽しむにはうってつけの本です。

小説のなかでは、美賀君目線で栄一の活躍ぶりにも触れられています。
「青天を衝け」はまだまだ序盤ですが、大河ドラマの副読本としてあるいは外伝として、読んで損なしの作品です。