いつの時代も子猫は可愛い。
『ブーちゃん』藤城清治/絵・文、講談社
捨て猫だったブーちゃん。
拾われたり、飼い主が変わったり、ほかの家に入り込んだり。
「ここがぼくのうちだ」
小さいブーちゃんの、たくましく生きる日々。
美しい影絵を作り出す作家・藤城清治さん。
これは最初に出会った猫のお話だそうで、60年くらい前というから驚きです。
全然古い感じがない。
独特のタッチで描かれる子猫のなんと可愛らしいこと!
いきいきとした子猫の可愛らしさはいつの時代も変わらないんだと嬉しくなります。
猫は幸せを見つけるのが上手なんだな。
ブーちゃんを見ているとそんな風に思います。
子猫が可愛いことをひたすらに訴えてくる、一度見たら手放せなくなる猫絵本です。