雪ふる聖夜
あたたかい雪の世界。
『ホワイトクリスマス「雪」』ウォルター・デ・ラ・メア/詩、カロリーナ・ラベイ/絵、海後礼子/訳、岩崎書店
クリスマス・イヴ、降りだした雪はしだいにあたりをまっ白に。
家のなかでは家族がクリスマスの準備をしています。
英国の幻想文学作家ウォルター・デ・ラ・メアの詩の絵本。
カロリーナ・ラベイが絵を手がけ、四季ごとに出版されています。
これは冬の絵本。
赤とやさしい暖色で描かれた世界はどこまでもあたたかく、雪の白がとても清らかで美しい。
あたたかいだんろのそばで、子どもたちに語りかけるように読んであげたくなります。
言葉と、リズムと、余白の間と。
子どもがはじめて触れる詩の世界に、この絵本はぴったりです。