寄り添う本
そこにある。
『病と障害と、傍らにあった本。』里山社
12人の当事者、介護者による、本と病と障害と、生きることにまつわる書き下ろしエッセイ集。
同じ病や障害でも、人の数だけ症状があり、思いがある。
決してひとくくりにできないそれらを「傍らにあった本」と一緒に語った本。
「本を読む」ということをこんなに考えたことはありませんでした。
当たり前のように本を選び、読み続けてきました。
図書館には、健康医療情報サービスがあります。
医学書だけでなく、患者会の情報、闘病記や闘病生活を支える本など、患者さんやその家族を支えるための本や情報を提供します。
埼玉県だと、県立図書館が力を入れていますね。
そう、病気になったとき。
そこには病気だけではなく、生活がある。
生活があり、家族がいて、思いがある。
そのすべてを支えるために、図書館は力になりたいと思っています。
そして、傍らには、本がある。
勝手ながら、図書館で健康医療情報サービスに携わっている人に、この本を読んでほしいと思いました。
傍らには、本がありますよ。