ニャンルー
慈しむこころ。
森の中で家族と暮らす、ねこのニャンルー。
おばあちゃんにおそわって、おじいちゃんのセーターだった毛糸をぜんぶ使って、長い長いマフラーを編むことに。
ニャンルーと家族の、あたたかな物語。
おじいちゃんのセーターだった毛糸からできるマフラーは、おじいちゃんが残してくれたたくさんの思い出とともに、家族に優しくあたたかい時間をもたらしくてくれます。
着なくなったセーターを捨てるのではなくて、もう一度新しく生まれ変わらせる。
どいかやさんはそんな「慈しみ」の生活を10年続けてきたことを知っていましたか?
『服を10年買わないって決めてみました』とあわせて読むと、どいかやさんの暮らしから紡がれたこの絵本の世界がより深まる気がします。
どいかやさんが描く色鉛筆のやさしいタッチの絵は、ほんわかとした気持ちにさせてくれます。
かわいいものが大好きな女の子のこころをくすぐる猫絵本。
親子で語らいながら読みたい、素敵な絵本です。