ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫5匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

よくばり

ちょっとだけ。

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『欲が出ました』ヨシタケシンスケ/著、新潮社

ちょっと欲が出たときの人の顔っておもしろい。
描きためていたスケッチに解説をつけた、浅いようで深いスケッチエッセイです。

『思わず考えちゃう』に続く、ヨシタケシンスケさんのエッセイ。
すごーく考える人なんだなあと、感心しながら前著を読んでからの、待望の第2弾。
私が感じる「浅そうで深い」は「深そうで浅い」なのかもしれないけど、結構考えさせられることがあります。

でも、クスクス笑いながら「しょーもないなあ」となるのが大部分ですけどね。
そこは絵本と同じで、発想の豊かさにただただ感服します。

私もヨシタケさんと一緒だなと思ったのが、「ほめられたい」が転じて「怒られたくない」になったこと。
私はその上更に「目立ちたくない」があったので、ほめたり怒ったりしないで放っておいてほしいと思ってましたね。

私も怒られたくない子どもだったのを、ヨシタケさんの文章を読むといつも思い出します。
なんであんなに失敗をおそれてビクビクしてたのかなあ。
今思うと不思議だけど、当時の私には本当に一大事だったんですよね。

解説なしのスケッチも満載で、眺めているだけでクスクス笑えます。
ヨシタケシンスケさんの頭の中がのぞき見できる楽しい1冊です。