ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫5匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

地名から

雀の宮。

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『風と双眼鏡、膝掛け毛布』梨木香歩/著、筑摩書房

地名から喚起され、想起された世界を描くエッセイ集。

はじめの地図に、「雀宮」という地名を見つけて、気になった1冊。
寄居町の荒川沿いの崖の上に、「雀宮公園」という公園があるんです。
雀宮公園は七代目松本幸四郎別邸跡地で、もう長いこと放置されていたのですが、数年前から町が整備をして、今は憩いの場となっています。

この本に登場する「雀宮」と寄居町の「雀宮」は、関係あるのか、ないのか。
川の氾濫を鎮めるために水神を祀った雀宮神社の話は、寄居の荒川沿いの雀宮にも、なにか通じるものを感じます。

地名から土地をめぐるエッセイは興味深い。
梨木香歩さんの著作の中に、身近な(でも違う場所)名前が登場したのがなんだか嬉しい、そんなエッセイです。