私もめんどくさい本屋です。
『めんどくさい本屋』竹田信弥/著、本の種出版
100年後まで残る本屋を。
東京・赤坂の選書専門書店『双子のライオン堂』の店主の、これまでとこれから。
本屋はお守り、という言葉にグッときました。
私も本屋をはじめて、同じように感じています。
本業がありながら本屋なんてやれるだろうかという思いと、「休みがなくて大丈夫?」と心配するまわりの声。
本屋をすることが自分の重荷になってしまったらどうしようと、開店当初は小さな不安がありました。
でも、それは杞憂でした。
本屋は、お守り。
自分の居場所を自分でつくるとは、こういうことなんだなあと、実感するしあわせな毎日です。
嫌なことがあっても、私には本屋がある。
本屋の日にはすべてがリセットされて、自分らしさを取り戻せる。
本屋はお守り。
本屋を続けるために本屋意外の仕事もする竹田さん。
今の私にもぴったりと当てはまる生き方でした。
いろいろな生き方があっていいんだと気づかせてくれる1冊です。