海が近くに

方言っていいなと思う。

『海がきこえる』氷室冴子／著、徳間書店

高知の大学を卒業し、東京の大学に通う杜崎拓。
武藤里伽子が東京にいると聞いて、高知の高校時代のことを思い出すー。

ジブリでアニメ映画化をされたので、氷室冴子さんの作品のなかでも知られている作品かもしれません。
氷室冴子さんが好きだったので、ジブリで映画化と聞いて、当時本当に嬉しかった。
映画も何度も観た、思い入れの強い作品です。

本には、映画では描かれなかった大学生活や続編もあり、より深く細やかに描かれています。
共感できるセリフや、自分と重なる部分などが見つかって、青春時代を思い返して「そうだったな」と懐かしい気持ちになるかもしれません。

今、高校生や大学生の人にも読んでほしい、思い出の青春小説です。