ねずみとくじら
一番の親友。
『ねずみとくじら』ウィリアム・スタイグ/作、せたていじ/やく、評論社
ねずみのエーモスとくじらのボーリス。
海と陸、住むところが違うから、ずっと一緒にはいられないけど、深いところで結びついたくじらとねずみの友情のお話です。
相手を大事に思う気持ちが伝わってきて、温かい気持ちになります。
訳は瀬田貞二さん。
淡い色彩の絵に、淡々とした語り口が合っています。
この絵本、家にいると頻繁に思い出すんです。
それは、これのせい。
ピアノの上に置いてある、工作で作ったくじらと、猫のおもちゃのねずみ。
くじらの上にねずみが乗っていて、まさに「ねずみとくじら」です。
この子たちはいつも一緒です。