ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫5匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

十二国の戦い

心の中で「高里くん」と呼んでいます。

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『白銀の墟 玄の月』全4巻、小野不由美/著、新潮社

早く続きが読みたい、でも読み終えたくない、というせめぎ合い。
少しずつ読み進めたけど、最後の数章はもう止められず、寝不足覚悟で深夜まで読んでしまいました。

18年ぶりの新作、という十二国記
そんな記念すべき年とは知らずに、私は偶然今年、このシリーズを読み始めました。
そしてハマった。
見事に。

陽子とか、泰麒とか、この世界から十二国に行った人物に共感しやすく、とくに泰麒はとにかく気になるキャラクターだったので、その泰麒の話が読めて嬉しかったです。
泰麒はいままで客観的に描かれることが多く、その心情はわかりにくい存在だったのですが、この新作ではそのあたりも細やかに描かれていて、それはもう泣けてしまいます。

まだこの十二国記を読んだことのない人は、ぜひ手に取ってほしい。

この世界を知らずに生きてきた年月を振り返り「なんてもったいないことをしてきたんだ…!」と自分に憤慨した私からは、とにかく読んでほしいというメッセージを送ることで、自分を慰めていきたいと思います。