カエルのジャンプ
甲斐さんのやさしいまなざし。
『のげしとおひさま』甲斐信枝/さく、福音館書店
甲斐信枝さんの絵本は、小さな草花への愛であふれています。
雑草と呼ばれてしまうような、道ばたに生えている草花。
その姿をじっと見つめ、語りかけ、甲斐さんの絵本は生まれる。
甲斐さんの絵本のなかでも一番のお気に入りはこの『のげしとおひさま』です。
図書館で出会い、いいな、いいな、と思っていたけど持っていなかったのですが、先日熊谷市の「夢みる本屋さん」で見つけて、思わず買ってしまいました。
絵本との、出会い。
これを私は大切に思っていて、ネットでポチッと買うものではなく、出会って連れて帰るものだと思っています。
出会う先は本屋さん、古本屋さん、古本市、どこでもいい。
運命の出会いがあったその場所で、手に入れる。
だから私が持っている絵本は、買った場所も思い出せるものばかりです。
「いつかほしい」と思っているたくさんの絵本たち。
いつか出会える運命の日を、楽しみにしています。