王道の桜絵本です。
『さくら』長谷川摂子/文、矢間芳子/絵・構成、福音館書店
ソメイヨシノの1年を描いた絵本。
日本で一番見かける桜といったらやっぱりソメイヨシノですよね。
春、花が咲き「あ、ここにも桜の木があったんだ」と思うこと、ありませんか?
いつもの通り道が、桜の花が咲くだけでパッと華やかになります。
花の時期が過ぎ、葉っぱだけになっても、桜の木は変わらずにそこにあります。でもやっぱりピンクの花がなくなると、あっという間に存在感をなくしてしまいます。
そしてまた、次の春が巡ってくると、「ここに桜が」と思う。
そんな桜の、1年の様子を丁寧に描いています。
花の季節だけじゃない。
気づかずに見過ごしている桜の姿、この絵本で見つめてみませんか。