みんな猫である
名前もまだない?
『吾輩も猫である』新潮社
猫の視点で書かれる物語といえば、夏目漱石の『吾輩は猫である』ですよね。
これは、猫好き作家8名が漱石の「猫」に挑む、猫のアンソロジー。
猫好きにはたまりません。
それぞれの作家がそれぞれの作風で描く猫のお話。
「猫」というキーワードでこの本を手に取って、または好きな作家が寄稿してたから手に取って、今まで読んだことのなかった作家の話を読んでみたら「おもしろいな、他の作品も読んでみたいな」なんて思う。
そんなふうに世界を広げてくれるのがアンソロジー。
猫のアンソロジー、最近はたくさん見かけますが、そのなかでも1番目をひくこの本。
豪華作家陣の競演にしびれます。