なかよく半分こ
欲張ってはいけませんね。
『おおきなねことちいさなねこ』石黒亜矢子/再話・絵、好学社
仲良しの大きな猫と小さな猫が、大きなおにぎりと小さなおにぎりを拾います。
おなかがペコペコの2匹は、どちらが大きなおにぎりを食べるかを巡ってけんかに。
決着がつかない2匹は、賢いと評判の山のお猿に相談に行きますが…。
再話とあるので、これは民話が元になっているのでしょうか。
コミカルな絵が笑いを誘います。
当の猫たちは、いたって真剣なのですから、笑ってはいけないですね。
でも、一生懸命さがかわいらしい、楽しい絵本です。
背景に描かれた動物たちなども、眺めているといろいろな発見があります。
何度もめくって、何度も読んで、たくさんの楽しみを味わってほしい。
そんな猫絵本です。