みすゞの詩
こころにしみる詩。
『わたしと小鳥とすずと 金子みすゞ童謡集』金子みすゞ/著、矢崎節夫/選、ジュラ出版局
高校生の頃、学校の図書室には1冊のノートがありました。
生徒たちと司書の先生の交換ノート。「こんな本がほしい」とか「いつもありがとう」とか、そんなことが書いてありました。
私がこのノートに唯一書いたこと、それが「金子みすゞの詩集を入れてください」でした。
当時はテレビCMで金子みすゞの詩が話題になった頃。
私も例にもれず、CMで金子みすゞを知り、その詩の世界に引き込まれたのでした。
数日後、図書館には、金子みすゞの詩集が3冊ありました。
司書の先生が、リクエストに応えてくれたんですね。
とても嬉しかったことを覚えています。
『わたしと小鳥とすずと』は、詩集全3冊のうちの1冊です。
みすゞのやさしいことばは、小さい子どもにも触れてほしい。
子どもの記念日に贈ってあげたくなる、宝石のような詩集です。