ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫4匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

文学フリマ

11月25日、文学フリマに行ってきました。

読書会で知り合った方が出店するということで、初めての文学フリマ体験。これまで創作にはあまり縁がなかったので、ドキドキしながら。

場所は東京、流通センター。

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思っていたよりも大きな会場で、1、2階を埋め尽くすブースの数にまず驚きました。
創作してる人って、こんなにいるんですね。
それに、訪れる人の数もすごい!
熱気が満ち溢れていました。

まず心奪われたのは、作家のほしおさなえさんがいらっしゃったこと。著作『活版印刷日月堂』にちなんで、活版印刷で作った作品の数々が並んでいました。
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作中に登場する活版印刷の栞や、活版印刷で作ったスピンオフ作品などを購入。

ほしおさなえさんと少しおしゃべりできました!

そのほかに素敵だったのが、フランス文学の翻訳をカードにした作品を作られていた方。

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フランス詩の翻訳が、カードをスライドすると現れます。
私は大学でフランス文学をかじっていたので、懐かしい作品に出会えて嬉しくなりました。

こちらも文字は活版印刷ではないかと思います。
とても美しい。

文学フリマの全体的な印象は、「本屋さんに並んでいそうな印刷クオリティ!」ということ。本当に、普通に文庫本の装丁だったり、紙の質感だったり。

個人的には、手作り感があったり、活版印刷や手製本の作品の方が、惹かれるものがあるなぁと思いました。和綴じの本を作っていた方がいて、そういうのは思わず話しかけてしまいますよね。

知り合いは、短歌集を、自分で製本してました。
美しくて素敵な装丁。

文学フリマ初心者でしたが、とても楽しめました。
また行きたい、次はこんな風に回りたい、と、すでに次回に気持ちが向かっています!

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戦利品。楽しかった!