ちょっと不気味な雰囲気。
『水おとこのいるところ』イーヴォ・ロザーティ/作、ガブリエル・パチェコ/絵、田中桂子/訳 、岩崎書店
蛇口からうまれた水おとこ。
あたりをじめじめと水だらけにしてしまったり、人とは違うことで人々から疎まれ、追われてしまいます。
水おとこが見つけた、自分の居場所とは…。
ちょっと不気味な雰囲気のただよう絵本です。
ハラハラしながら読んで、最後はほっとできます。
深い青、海や空の青を描いた絵本とはまた違う、「水」の美しい色合いを感じさせる、繊細な描写の水色が美しい。
青色絵本のコレクションに加えたい1冊です。