家の見る景色
名作絵本です。
『ちいさいおうち』ばーじにあ・りー・ばーとん/ぶん・え、いしいももこ/やく 、岩波書店
私が住む家のまわりも、昔とはだいぶ景色が変わりました。
がらっと変わるのではなく、少しずつ少しずつ変わっていくので、元の景色がどんなだったかを思い出すのは結構難しい。
あそこには自転車屋さんがあったな、とか、友達のおばあちゃん家があったな、とか、少しずつ時間を巻き戻していくと、だんだん子どもの頃のご近所さんが現れてきます。
玄関を出て、右側は昔から変わらないけど、左側はもう全く違う。
うちの「家」は、こんな移り変わりを、どんな想いで見てきているんでしょうね。
『ちいさいおうち』は、そんな「家」のお話です。